無駄な教習とは
免許取得にあたって受ける無駄な教習とはどんな事でしょうか。反対の意味で言うと有効な教習という事になります。練習が試験のためにも取得後の実践的運転にも役に立たないとなると、それは無駄だと言えます。そんな事ってあるのかな、と思われるかもしれませんが、結構存在しているのです。
無駄な練習が存在する訳
何故、無駄な練習が存在するのでしょうか。理由は二つ考えられます。教える側が試験に不要と知らないか、知っているが教えたい理由があるかです。大抵は指導者の知識不足によるものが多いようです。行き過ぎたメリハリ運転や、くどい程のポンピングブレーキ練習、まるで測っているかのような走行位置の修正など、全体の走行の中でのバランスで行うべきものなのですが、しつこいくらいの練習を見かける事も多々あります。教えた気分、教えられた気分、になれるというのが真実なのかもしれません。しかし残念な事に試験でも通常の運転でも、そこまでの要求は無いのです。
科学的に検証された練習方法
根性論や熱血指導、極端にやさしい指導、ではなく冷静に運動生理、大脳生理、運転心理、などの科学的な分析によるレッスンにより確実な上達を約束します。
何のための練習かが重要
当たり前ですが、練習にはすべて目的と意味があります。試験合格の為や、技術向上の為などです。限られた時間の中で、目的を明らかにして練習をしないと無駄です。例えば行き過ぎたハンドル操作の練習や、誤ったキープレフト練習、停止線停止練習、意味も解らず、ただ繰り返し練習しても効果がありません。ハンドル操作で言えば何が良くて何が悪いのか、またそれは法律上か、運動生理上か、理解して練習したいものです。ちなみにハンドル操作はいけない方法はありますが、これでなければという方法はありません。
法律の多くは禁止の体系
道路交通法に限らず法律は禁止の体系なのです。こうしなさいと言うものではなく、これはダメですと言うものです。こんなところに駐車をしてはいけないと教えるもので、ここにしなさいと言うものではないのです。本来人の生き様や生活はおおよそ自由な選択が保障されているのですが、他との摩擦が予想される事柄には禁止の法律を作りおおまかな枠組みを構築していると理解できます。正しい練習はこのおおよその枠組みの理解に費やされるべきではないでしょうか。絶対この方法で運転しなさいとは法は教えていないのです。目的が狭いと無駄な練習をしてしまう事になります。
厳しさと優しさ、しつけと学習
物事の習得となると議論になるのが、教え方のスタイルです。厳しく教えないとちゃんと覚えないという考え方、やさしくしてくれないとやる気をなくすという考え方、いろいろあります。大脳生理理論に楽しい事は記憶しやすいというものがあります。その通りと多くの方がうなずくと思います。しかし世の中は楽しい事ばかりではないのです。楽しくない事も覚えて頂かないと社会は崩壊します。ここに登場するのが厳しさなのです。ゆっくり走らなければならない危険な場所も覚えなければいけないのです。しかし大人に厳しく教えると言っても限度があります。そのために罪に対する罰が設定され、それを意識する事で安全を保とうというのが法律の理念とも言えるでしょう。社会の枠から外れそうな場合は厳しさで、枠の中で自らを高める学習は楽しくというのが大脳生理的にも社会学的にも見えてきます。運転技術習得はしつけではなく学習ですから、目的に対する方法は明らかと言えるでしょう。しかし知らずして起こした罪、わかっていながら守らなかった罪には厳しい罰を以て当たる以外は無いのかもしれません。よって厳しさはしつけ以外では無駄だという事になります。昨今の体罰の問題もしつけに対して行われた適度の体罰であれば問題にはならなかったのかもしれませんが、上達しないや集中していない等の学習の範囲での体罰は効果がないと思われます。規則を破って周囲に迷惑をかけたという場合には少しの体罰は常識の限りにおいて許されるのかもしれませんが。
無駄と思える事も目的が違えば有効?
世の中には無駄なものはないという言葉があります。確かに目的を絞らなければ、そういえるようです。厳しい指導のお蔭で運転はいまいちだが根性はついたとか、車があまり走らない道路を作ってしまったが、周辺は仕事が増えて景気が良くなったとか、上司に嫌味を毎日言われ仕事は進まなかったが、ダイエットに成功し、素敵な彼氏ができたとか、目的を変えて考えれば副作用的に有効と言えることもありそうです。しかしダイエット目的で運転教習というのは如何なものでしょうか。目的と手段が正しく噛み合って、上達が成り立つのではないでしょうか。副作用をまるで素晴らしい目的と取り換えた話には要注意です。余談ですが、最近判った、現代では無駄とも思えるピラミッド建築は干ばつや不作による生活困難者の救済が目的の公共事業だったというのは意外な事実でした。4000年以上も人々を惹きつける魅力には、多くの意味がまだ隠されているのかもしれません。
やさしく教えますの目的は
練習は親切丁寧、やさしく教えています。というのは最近の流行のキャッチフレーズですが、何のためでしょうか。おそらく集客のためですが、果たしてどれくらいの方がやさしい練習を望んでいるかは疑問です。厳しい練習は嫌だというのは解りますが、限度を超えた親切は運転練習の意味を変えてしまいかねません。運転席に座るのにドアを開けてくれた、降りる時も開けてくれた、言葉は丁寧なのに気持ちはイライラしているのが判った、などの感想がやさしいスクールに通った経験をお持ちの方の感想です。それでも運転が上達すれば問題は無いのですが、また当校に練習に来られたところを見るとその部分も首をかしげたくなります。最近の傾向として商品の素晴らしさよりもおまけの素晴らしさを声高々に謳うのが流行のようではあります。
無駄な練習は分習法に偏り過ぎ
無駄な練習を繰り返せば、無駄な費用がかかります。しかし被害はそれだけでは終わりません。無駄な練習を繰り返すと、運転のバランスを壊す事にもなります。運転の練習は全体のバランスと部分的な練習の良い組み合わせにより正しい上達が成立します。運動生理学では全習法と分習法と言うそうですが、この無駄な練習は分習法に偏った結果と言えそうです。
ペーパードライバー自宅出張教習
ペーパードライバーの方のために自宅や職場等、希望の場所に出張して練習を行っています。自宅の車を利用して練習も可能です。料金はすべて教習代だけで教習車使用料金や保険代等は必要ありません。ただ高速、有料駐車場使用練習は実費のご負担をお願い致します。出張範囲は東京都23区と、その周辺とさせて頂きます。横浜、川崎、多摩、千葉、埼玉の一部も出張可能ですのでお問い合わせください。
簡易の補助ブレーキを取り付けて練習
右ハンドルのAT車に限られますが、自宅の車に簡易の補助ブレーキを取り付けて練習できます。自宅車が左ハンドル、マニュアル車の場合は補助ブレーキを付けないで練習も可能です。簡易補助ブレーキに関して御質問などございましたら、お気軽にメールまたはお電話ください。詳しくはこちらから 簡易補助ブレーキ
4つの克服コースで苦手克服
通常のペーパードライバー教習以外に、走る事は、ある程度できるが苦手なところがある、ペーパードライバーという程ではないが苦手なところがあるという方のために4つの苦手克服コースをご用意しました。御希望により通常の練習にプラスして教習する事も可能です。お気軽にお申し出下さい。
社員研修、事故多発者の再教育教習
新入社員研修、事故多発者の再教育講習などもお引き受けしています。運転心理分析等の科学的分析を取り入れた講習で原因を掴み修正をしています。多くの事故の原因は心理的なものと言われています。運転技術に偏りがちだったこれまでの講習と一線を画した講習を是非お試し下さい。
スクール情報
フジ
ドライビング スクール
東京都世田谷区千歳台6-16-4
TEL 03-6677-5557
練習時間 9:00〜22:00
定休日 なし
休業日 夏季休業日・年末年始
(詳細はお問い合わせください。) |
Copyright
2004 (C) フジドライビングスクール All Rights Reserved.
単発教習専門一発試験教習所 東京のフジドライビングスクール 世田谷
免許失効一発試験場受験 出張ペーパードライバー教習東京 免許取り消し一発試験場受験 外国免許切り替え試験教習所 初めての免許 運転免許失効再取得の方法 |