一発試験や運転免許失効時は東京のフジドライビングスクール

一発試験場受験のハンドルの回し方ってあるのか

試験場受験は厳しいから、きっとハンドルの回し方等も厳しい既定があるに違いないと思っている方も多い事と思います。果たして真実はどうでしょうか。試験場受験の採点基準にハンドルの回し方が悪いという減点はないようです。ではどんな回し方をしても良いかというとそうでもないようです。

どんな回し方が存在するか

ハンドルの回し方と言っても多くの方法があります。公認教習所推奨の腕をクロスさせて回す方法や、欧米で一般的でモータースポーツの世界でも基本と言われる送りハンドル、トラックやバス等の運転手によく見られる逆手ハンドル（たぐりハンドル、内掛ハンドルとも言う）、戻す際に滑らす方法もあります。一般のドライバーが駐車時等に見かける片手でハンドルに手のひらを押しつけながら回す方法、またいろんな方法の混合系と、数え上げたらきりがない程の方法が存在しています。

試験の基準はどんな法律か

みなさんご存知の道路交通法という法津が交通を取り仕切る法と言えます。しかし道路交通法は堅い言葉で書かれており一般になじみ難いという事に鑑みて、交通の方法に関する教則を公安委員会が作成し一般に広めています。教習所の教本はこれに準じて作成されています。では交通の方法に関する教則にハンドルの回し方が書かれているかとなりますと、書かれていないのです。それはこの法が運転の方法ではなく交通の方法であるからなのです。

未だ運転の方法に関してのコンセンサスは存在しない

国家は交通の安全と円滑な運行を主な目的として道交法を制定しています。この法の目的を達成するために必要と考えられる運転の方法であれば良いというのが法理論ではないでしょうか。しかし各方面で運転の方法は議論があり、そのコンセンサス、いわゆる価値と利益の合意は未だ見られないようです。

ハンドルの回し方に良し悪しは難しい

トラックやバスのハンドルを見た事のある方は判ると思いますが、ギア比と安全操作の関係で径の大きなハンドルとなっています。これを普通車の様なクロスで回せと言うのは果たして如何なものでしょうか。かえって危険とも考えられます。ハンドルをクロスして回す方法は速くに適し送りはゆっくりに適し、そしてその際の速度は反比例するのです。欧米では日本で好まれない送りハンドルが基本と考えられている国もあります。もちろん法の仕組みや道路や車の仕組みなどにも起因するのかもしれませんが。駐車時に確認のために片手になるのも危険なのか、車の違い、運転者の体格、あらゆる状況に対応するハンドルの回し方などが存在するはずはないのです。

試験時の試験官の判断は

では一発試験時に試験官はどう判断しているのでしょうか。よく片手で何点マイナス、逆手で何点マイナスなどと言いふらしている方がいるようですが、そう簡単ではないのです。その状況でその方法が熟練度などにも照らし危険と試験官が感じるかどうかなのです。では試験官の主観？という言葉が聞こえそうですが、教育を受けていない人が判断するのでしたらそうとも言えますが、建前上、定められた方法による教育を受けた試験官が判断するのには間違いはないと考えるほかないようです。少なくとも形だけで減点するような単純な試験官は存在しないはずです。

たかがハンドルの回し方、されどハンドルの回し方

教習所に行くとハンドルの回し方を必死に練習している初級の教習生と教える教官を見かけます。たかがハンドルの回し方をそんなに必死にと思う事がありますが、初心時のこの時がとても大事なのです。しかし教習所で行われている方法は大きく間違えていると言わざる得ないのです。先に上げましたように状況によって対応する方法が違うのが当たり前です。決まった形だけをしかも徹底的に教え込むと対応力のないスタイルが作られます。幅広い対応力を持った方法と、その基礎を練習しなければ、街で見掛ける初心者の様な運転が本人が気が付くまで続く事となります。

教習料金

場内練習（試験場内、教習所内）￥10.000ー　（60分）

失効、取り消し、外国免許切り替え試験教習、補習の場内練習料金です。

試験場内練習は￥２２００ーを別途試験場にお支払い頂く事になります。

路上練習　　￥11.000ー　（90分）

失効、取り消し、ペーパードライバー出張教習、補習の路上練習料金です。

本免許路上練習10時限　　￥55.000ー　（100分×5回)

失効、取り消し、の路上練習のセット料金ですが、精算は一回ごとです。

延長料金　　￥2000ー　　（３０分）

試験場内練習と初免許取得練習を除くすべての練習で御希望により延長ができます。

料金はすべて税込になります。

ハンドルの回し方は複合的

ハンドルの回し方はクロスが良いとか、送りが良いとか、滑らすのが良いとかいう話しではないのです。運動生理学的に考えると、単に速く回したいのならクロスで、ゆっくりなら送り、凄く速くなら滑らすという事になります。しかしこれに横Ｇがかかる場合や速度が違うと、また方法が変わるのです。右左折時のハンドル戻しはこの例からも何が適しているのかは推測できると思います。

一発試験を単純解説する教習所には注意を

一発試験場受験を単純に点数や数字で解説しているモノをインターネット上で見かけます。すべてが間違いとはいいませんが、受験に際して果たしてどれだけの効果があるのかは疑問です。例えば右折は●●キロで曲がって下さいと解説してあるとして、スピードメーターを本当に見ながら曲がると危険極まりないのです。正しい練習をしていれば確認と円滑な動きのバランスは身に付くはずなのです。試験は便利上点数化していますが、現実の安全は点数化できません。高度な教育と知識を持つ試験官は必ずそのスタイルを見抜きますので点数を心配しながら受験する必要はありません。

試験でハンドルについて注意を受けた時

一発試験でハンドルの回し方だけが悪いという理由で注意を受ける事は通常に考え難くく、大抵の場合ふらつきや、不安定の原因としてハンドルの回し方を考えてみては如何かというアドバイスをしてくれたと考えるのが常識的です。あくまで試験は運転の方法ではなく交通の方法についてなのですから。運転の方法はアドバイスと考えると理解しやすいと思います。

ハンドル以外も原則は同じ

アクセル、ブレーキ、ウインカー、いろんな操作が運転にはありますが、こうすべきというのは無く危険な方法はダメというだけなのです。未だブレーキはかかとを付けてはいけないという情報を伝えている教習所もあるかに聞きますが、ブレーキアシストも付き性能も上がった現在のブレーキシステムでかかとを上げるというのは疲労感、調整性から見ても、かえって危険なのです。ましてや生理学的に速い動きは足首を、ゆっくりな動きは膝をは常識ではないでしょうか。この方法は踏み間違いの原因のひとつにも考えられます。あらゆる操作の目的は正しい交通なのです。正しい交通を行うための方法として著しく誤っていると思われる方法は試験上、減点されると思っても間違いないと思います。

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